ベトナムには多くの工芸村(Craft Village)が存在しベトナムの産業と地域住民の生活を支えてきましたが、近代化・国際化が進む流れのなか、安価な工業製品の利用とともに伝統工芸品の需要が伸び悩み、工芸を主業として維持することが困難な村が増えてきました。工芸村の数は年々減少し、技術の継承も困難となっています。

工業製品によって、雇用の増加で地域住民の収入確保、安定した生活を推進しつつ、伝統手法の技術の継承や能力向上を目指します。健康や環境に配慮した取り組みも支援します。

 

水草編み

フォーチャック村水草編みフォーチャック村水草編み

フォーチャック村では豊富に育つ水草(グレイセッジ)を編んでバッグや敷物などを作っています。栽培、収穫、繊維の調整、編みまで村で一通り作業をします。お年寄りから学校が終わってからの子供たちのお手伝いまで、多くの村人がこの生産に関わり、製品が作られています。この製品作りは地域の生活の支えとなっています。シンプルな敷物やおしゃれな帽子やバッグまで様々な商品があります。

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シルク織物


ベトナムでは古くから各地で養蚕、シルク織りが営まれ、地域の生活を支えてきました。近年は生産性が改善されたり、紡ぎ方、織り方、染め方に工夫がされてきています。

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籐・竹細工

フーヴィン村は、ベトナムの籐・竹細工の発祥地として、およそ300年の歴史があり、多くの優れた職人を輩出しています。村は、材料となる籐と竹を栽培するのに最適で、村では伝統的に籐や竹細工を作って生計を立ててきました。
生産者のハンさんは現代的なデザインを取り入れ表彰された職人さんで、素敵なカゴや小物を作っています。

キンボイ村もまた、地域の伝統工芸としてラタン編みの工芸品を作っています。キンボイ村周辺の100件以上の農家でラタンを編み、それを工場で仕上げで製品を完成しています。農家は年2回の農作業の収穫期があり、その時期は農家のラタンの制作作業はお休みです。地域のコミュニティーで無理なく上手に運営されています。

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石炭彫刻

ハロン湾で有名なクアンニンの鉱山地で石炭彫刻の技術が受け継がれてきています。しかしながら年々その数が減少し、今では作り手は極わずかとなっています。お話しを伺ったホアさんによると、今は石炭彫刻をしているのは2軒だけだそうです。ホアさんご一家も、この仕事はおばあさんの代から100年続けてきましたが、今は跡を継ぐ者がおらず、このままでは自分の代で終わってしまうので、労働環境を改善し、技術の継承をし、この仕事を残したいと強く望んでいます。

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陶磁器

ベトナムには陶芸村がいくつもあります。作られる陶磁器の種類はその地域で産出される原料となる土によって異なります。現在では地元での原料が不足して、他の地域から運んでくる村が多くなっています。陶磁器の原料となる土も限りあるものであり、大切に使わなければならないと感じました。

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